●夏の太陽放射熱伝達例
夏場、家の中で感じるこもった暑さ。これは日中に屋根や外壁、さらに屋根裏、天井、壁が熱を持ちその熱が室内に放射され続けているからです。お昼ごろまではエアコンが良く効きますが、午後2時から4時頃に全く効いていないように感じることがあると思います。これも建物全体が熱を持ってしまい、この熱を室内へ放射しているからです。外側からの熱移動の約75%は放射による移動です。建物に使われている材料の多くは、放射熱をよく吸収し、吸収した熱を再び放射します。そのため、右記のような状態が起きやすいのです。アルミ遮熱シートは太陽からの放射エネルギーをカットして、熱放射による温度の上昇を抑えることで優れた遮熱効果を発揮します。
アルミ遮断シートは、放射熱を96%反射
●アルミ遮熱シートとその他建築材料の反射率比較
素材表面 | 反射率 |
アルミ遮断シート | 96% |
鉄(研磨したもの) | 94% |
レンガ | 7% |
コンクリート | 5〜15% |
ガラス繊維 | 5〜20% |
石膏 | 19% |
鉄(錆びたもの) | 15% |
大理石 | 7% |
木材 | 10% |
アルミ遮熱シートの構造
アルミ遮熱シートは、強度を向上させるためポリエチレン繊維布を使用しています。ポリエチレン織維布は、高破断性、引張強度、柔軟性、軽量、耐水性などの特性から、様々な場所に使われています。また、湿気がこもらない透湿タイプのため、結露などによる躯体への影響も少ないです。
放射熱(輻射熱)が約75%の影響を及ぼす
上図が示すように、建物の全体の熱移動の約75%は、輻射(放射)による熱移動です。
しかしながら、約75%の輻射による熱移動に対策を施した建物はほとんどありません。
つまり、75%の影響がある輻射熱に室内環境を左右された状態の建物が大多数を占めているのです。
輻射熱に対する効果的な手段は、熱を反射することです。
アルミ遮熱シートの使用箇所
アルミ遮熱シートの製品データ
●アルミ遮熱シートの性能数値
特性 | 数値 |
重量 | 100g/㎡±5% |
引張り強度MD | 350N/25mm |
引張り強度XD | 400N/25mm |
反射率 | 96% |
放射率 | 4% |
アルミニウム純度 | 99.45% |
透湿率 | 5.75ng/N・S |
特性有効温度範囲 | -70℃より+120℃ |
アルミ遮熱シート
サイズ:1.22m×60m
アルミ純度:99.45%
定価:39.500円/巻